2003年09月30日

◆今日の一品◆
H製 金魚
今日は全タウン再配布のみでしたので、既存のアイテムから「金魚」をご紹介します。2回目のご紹介ですね。
金魚の愛好家は世界中にたくさんいますが、数ある金魚の中で特に愛好家に人気があるのは「らんちゅう」と呼ばれる金魚です。
らんちゅうは、背ビレがなく頭には肉瘤が発達するように品種改良された独特な愛嬌のある魚であり、理想の魚を作出する事は難しく日本各地に愛好家がおります。金魚の中では一番品評会も盛んに行われている品種です。
らんちゅうの原種は中国の明の時代に魚藻図(1429年)に表現されています。今から約570年前になります。日本では、寛延元年(1748年)の安達喜之著による金魚養玩草に卵虫(らんちゅう)として記され、その翌年発行の金魚秘訣録に図があるのを初めとして、多くの本に記事や図が載せらています。品評会も盛んに行われており、記録として残っている一番古い番付は、明治4年(1871年)の番付(元祖丸錦四季詠)が残っています。